リユース事業 -Reuse-

1. 古着はリユース(再利用)できます
 世界には、着るものも満足に買えない方がまだまだたくさんいらっしゃいます。
 現在もたくさんの古着が輸出され、そうした海外の人たちに愛用されています。
 その中でも特に東南アジア諸国の方々は体型が日本人に近く、また品質的にも破れやシミなどがとても少なく綺麗な衣類が多い日本の古着が大変喜ばれています。
 しかしまだまだ十分な供給はされておりません。 

 弊社は、古着屋という仕事を通じて世界中のリユース・リサイクル関連の方々とのお付き合いをさせていただいております。そこで、古着屋としての50年の経験から得たノウハウ、今まで培ってきた海外業者との太いパイプによって、古着のリユースの重要性を再認識すると共に、より積極的に取り組んでおります。
 ご家庭から回収した衣類は全て海外提携業者へ輸出し、現地マーケットへの流通の橋渡しをさせていただいております。
 また、弊社での販売が難しい商品も、こうしたルートにて海外へ輸出提供いたしております。
 衣類全般はもちろんの事、今までは回収の難しかった靴類やかばん、ベルトなどもリユース(再利用)が可能となりました。これは、日本では初の試みです。

 皆様のご家庭で不要となった衣類、靴、かばんなどが海外でリユース(再利用)されます。それはとても素晴らしいことではないでしょうか?エコバックやマイ箸のように、古着のリユースという身近なところから、もうひとつのECOに目を向けてみませんか? 


2. リユース(再利用)できるもの、できないもの
<リユース(再利用)できるもの>
1.衣類
衣類全般がリユースできます。リユースが前提ですので、再度着る・身に付けることが可能なものです。
子供服や肌着(下着)、和服や帯、タオル、揃っていれば靴下などもリユース可能です。

2.靴、スニーカー、ベルト、かばん、ぬいぐるみ
これらの回収は日本では初めての試みです。
靴類はかならず左右がペアになるようにお願いしています(片方だけではリユースできません)。
バラバラにならないように紐や輪ゴムなどで束ねて頂きますようお願いいしております。

*衣類と同じように全て海外にてリユースできます。
*回収しました衣類等は全て海外提携業者へ輸出しておりますので、弊社店舗で販売することは一切ございません。


<リユース(再利用)できないもの>
1.海外需要として衣類に属さない繊維製品はリユースができません。
 布団・座布団、クッション・枕、絨毯・カーペット、マット類などの敷物

2.海外需要がないものはリユースできません。
 ゴム長靴、雨合羽などのゴム・ビニール製品、会社の制服・ユニフォーム類

3.状態の悪いものはリユースできません。
 汚れの酷いもの、濡れたもの、ペット用に使用されたものなど


3. 回収方法
<主な回収方法/回収団体及びリサイクル業者様向け>
*衣類、靴類などの分別は不要です。(全て同じ袋に入れて頂いて構いません)
*靴類につきましては必ず輪ゴム等で左右ペアにし、輸送中にバラバラにならないようにご協力下さい。
*提携している回収専門業者が所定の方法にて回収いたします。


<一般のご家庭からの古着回収について>
 弊社では上記のように、主に自治体やリサイクル業者を通じて古着の回収を行っておりますが、一般のご家庭からも「洋服を処分したいのですが引き取って頂けますか?」といった問い合わせも多く寄せられてきます。
そうしたご要望にも対応するため、ご家庭で不要となった古着もお引き受けしております。
その際は誠に恐縮ではございますが、当方へ古着を送る際の運送費用・宅配料などは全てお客様の自己負担にてお願いさせて頂いております。
その旨を御理解頂ければ弊社の輸出ルートにて責任を持ってリユースさせて頂きますので、下記お問い合わせ先の古着リユース担当宛までお送りください。


ご不明な点が御座いましたら下記のメールアドレスまでご遠慮なくお問い合わせください。

4. 着れない衣類は「資源」へと生まれ変わります
 現在も一部の自治体や集団回収団体の活動により、一般家庭から出される古着が資源ごみ等の名称で回収されています。しかし残念ながらヨーロッパのリサイクル先進国と比較した場合、回収率はとても低く、実際にリユースされているのは国内に供給されている衣類の内の約20%程度でしかありません。

 現在の日本では約80%の古着が「ごみ」として焼却または埋立処分されているのが実情です。まだまだ着られる洋服の多くが燃やされています。私共はそれを放ってはおけません。
皆さんがご不要になった洋服や靴、かばんを必要としている人たちが、海外にはたくさんいるのですから。

 ごみ焼却によるCO2の排出は地球温暖化の大きな一因であることは、皆様もご存知の事と思います。その「ごみ」を少しでも減らすことができれば、地球の未来のためにもなると思います。アルミ缶やペットボトル、紙などと同じように、着れなくなった古着も再生資源となります。

<衣類としてリユースできないものの再生用途>
・産業用ウエス・・・木綿製品は整備工場などでの油やペンキ等の拭き取り等に使用される産業用雑巾として再利用されています。
・再生原料・・・ウール製品はシート材やマット材、フェルトなどの原料素材へと生まれ変わります。

*3Rへの取り組み*

循環型経済システム構築に向けたReduce、Reuse、Recycleといった、いわゆる「スリーアール」を推進するための多面的な国の取り組みです。

Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)
資源の利用ができなかったり、廃棄物(ゴミ)にしかならない製品の製造、流通、使用を極力少なくする活動。

Reuse(リユース:再使用)
一旦使用され破棄された製品を回収し、再度同じ目的で使用する活動。必要に応じて適切な処置を施しつつ製品として再使用を図る。または、再使用可能な部品の利用を図る活動。

Recycle(リサイクル:再資源化)
一旦使用された製品や、製品の製造に伴い発生した副産物を回収し、原材料としての利用(マテリアルリサイクル)または焼却熱のエネルギーとしての利用(サーマルリサイクル)を図る活動。

私たちも古着屋としてこの活動に取り組んでいます。


・東南アジアの古着マーケット

・集められた古着

 

・マーケットの様子

 

*お問い合わせ*

㈱原宿シカゴ 古着リユース担当
〒300-0726 茨城県稲敷市西代703
TEL:0299-78-3800 FAX:0299-78-3081

メールアドレス